株式会社マゼックス(大阪府東大阪市)は2026年8月18日、農業用ドローン「飛助シリーズ」向けの急速充電器「3200W充電器THV」と高出力インバーター発電機「KEH5200i-RTS」を発表しました。商用電源を確保しにくい圃場でも、発電機と急速充電器を組み合わせて「充電しながら飛ばす」運用を想定しています。農業ドローンでは飛行時間が注目されますが、一日の作業量は充電の流れでも変わります。
飛行時間が短くてもバッテリーが回れば止まらない
仮に1本のバッテリーで飛べる時間が短くても、着陸後すぐ別の充電済みバッテリーへ交換できれば作業を続けられます。反対に、長時間飛べる機体でも、次に使うバッテリーの充電が終わっていなければ待ち時間が発生します。重要なのは「何分飛べるか」だけでなく、飛行中に次のバッテリーが準備できるかです。
充電器の出力だけでなく電源側も必要
高出力の充電器を使うには、それに見合う電源が必要です。圃場では家庭用コンセントが近くにないこともあり、発電機を使う場合は定格出力、燃料、運搬、騒音、設置場所なども運用条件になります。充電器だけ高性能にしても、電源側が不足すれば本来の速度で充電できません。
必要なバッテリー本数は作業サイクルから決める
散布、着陸、薬剤補給、バッテリー交換、再離陸という1サイクルの時間を測り、その間に何本を充電できるかを考えると、必要な予備本数を決めやすくなります。機体、充電器、発電機、作業員を一つのシステムとして見ることが大切です。
充電サイクルを考えるときは、バッテリーを使い切る前提にしないことも大切です。残量をどこまで残して戻るか、連続使用後に冷却時間が必要か、気温で充電速度が変わらないかなど、実際の運用条件を確認します。机上の充電時間だけでなく、現場での交換・冷却・充電を一続きで測ると、本当のボトルネックが見えます。
人に話せるポイントは、農業ドローンの連続運用では「大容量バッテリー」より「充電が飛行に追いつくか」が重要になる場合があるということです。

