株式会社Le Ciel DRONEは2026年9月29日、無人航空機操縦者技能証明の「回転翼航空機(ヘリコプター)」区分で、目視外飛行と最大離陸重量25kg以上に対応する限定変更講習を開始すると発表しました。実地講習には最大離陸重量35kgのProdrone製無人ヘリコプター「PDH-GS120」を使用するとしています。この発表を理解するには、「資格を持っている・持っていない」だけでなく、技能証明に設定される限定を知る必要があります。
技能証明には機体区分と限定がある
無人航空機操縦者技能証明では、マルチローター、ヘリコプター、飛行機などの機体区分があり、さらに飛行方法や機体重量に関する限定があります。基本の証明を取得していても、その限定の範囲外で技能証明の効力を使いたい場合には、対応する限定変更が必要になります。
25kg以上は「少し重い機体」ではない
大型機は慣性が大きく、離着陸場所や周囲との距離、緊急時の扱いなども小型機と同じ感覚では考えにくくなります。今回の講習では35kgクラスの実機を使用するとされており、実際の大型機で訓練すること自体に意味があります。物流や長時間飛行など、大型ヘリが使われる業務では機体性能だけでなく操縦者側の資格範囲も確認が必要です。
「二等を持っている」だけでは条件を言い切れない
実務では、等級だけでなく、機体区分と限定の状態を合わせて確認します。目視外、夜間、重量など、予定する飛行条件によって必要な範囲が変わるためです。
また、資格上の限定を外していても、それだけで個別の飛行が自動的に可能になるわけではありません。飛行場所や方法に応じて、機体、運航体制、必要な手続などを別に確認します。資格の範囲と実際の飛行条件を切り分けて見ることが重要です。
覚えておきたいのは、技能証明は一枚の万能免許ではないということです。「何等か」に加えて「どの機体区分で、どの限定が残っているか」を見ると、資格制度を理解しやすくなります。

